今月(24年6月)に発覚したテストラボへのランサムウェア攻撃でテストを提供しているロンドン周辺のNHS(英国の国家医療機構)系病院で予定されていた手術約1/3がキャンセルとなったと報告された。これは当該ラボが提供する血液検査が行えない為、輸血用の血清にどの血液型を使えば良いかが判断できないからの様だ。今までも日本、オランダをはじめとして数多くの医療機関へのサイバー攻撃が注目を浴びているが、これは非直接型のサプライチェーン攻撃で下流のサプライヤーが攻撃を受けたことによる波及災害でアップストリームの企業(ここでは病院)が作業ができなくなってしまったケースである。
英国のニュースサイトであるインディペンデントによるとこの攻撃自体はロシアを拠点とするハッカーグループの犯行との事(https://www.independent.co.uk/news/health/nhs-cyber-attack-london-hospitals-cancer-b2558871.html)
現時点では復旧の目処は立っておらず、手術再開の見通しも立っていないとの情報である。